【NFL 2023】Week12 MIAvsNYJ試合直前予想

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はじめに

お久しぶりです!

今年初の土曜朝(日本時間)の試合ということで、何故か気合が入ってしまったので試合直前ですが、予想をしていきたいと思います!

以下の3つの観点から予想をしてみました。

1. MIAオフェンスの隠された弱点とは…
2. 未知数のJetsオフェンス
3. 過去の試合から見えてくることとは…

1.  MIAオフェンスの隠された弱点とは…

 まずは、MIAオフェンスとNYJディフェンスのスタッツを見ていき、その上でどちらの方が有利なのか考察していきましょう。

MIAオフェンス

1試合平均のスタッツは以下の通りとなります。
※()内はリーグ内順位。

Point Scored 30.5 (1) →24(10)
Total Yards  434(1) →364(9)
Run Yardage 143(2) →112(13)
Pass Yardage 291(1) →252(8)

 こうやってスタッツで見ると圧倒的ですね、、

 しかし、MIAのオフェンスはLAC、DEN、NYG相手に異常値とも言える数値を叩き出しており、本来のスタッツでは過大評価であると感じたので、右側にその3試合を除いた場合の平均値を出しておきました。

 修正後の値を見ると、リーグトップのオフェンスであるとは言い難いですが、十分リーグ上位の実力を持つことは確認できます。

 ですが、このオフェンスはリーグ屈指のディフェンスを持つKC、BUF、PHI相手には通用しませんでした。その理由を探って弱点を見つけていきます。

原因はTuaにあり?!

 負けた試合であるKC戦、PHI戦、BUF戦に共通する特徴は無いかと探ってみたところ、ある数値に辿り着きました。

 それは、Bad Throw%とPressure%です。

 前者は「スパイクや投げ捨てを除いたパスにおいて不正確なパスを投げた確率」のこと、後者は「ドロップバックをした際にQBがプレッシャーを受けた確率」のことです。

 下図は、Tuaの3試合の各スタッツとそれ以外の試合での平均値を表にしており、比較対象として同程度のプレッシャーを受けたQBの数値ももう一つの表に示しておきます。

チームBad Throw%Pressure%
vs KC29%26%
vs BUF14.7%29%
vs PHI15%14%
vs その他9%10%
選手Bad Throw%Pressure%
Patrick Mahomes (vs NYJ)15%40%
Josh Allen (vs NYJ)10%17%
Jalen Hurts (vs NYJ)2.3%32%
Justin Herbert (vs DAL)15%40%

 比較してみると、リーグトップクラスのQBは被プレッシャー下でもBad Throwを最低限まで抑えられているのに対し、Tuaは少しの過度なプレッシャーとなるとBad Throwに影響してしまうということが分かります。

※どちらかというと40%のプレッシャーを受けつつ安定したパフォーマンスができるMahomesとHerbertが狂っていて、32%のプレッシャーを受けつつ2.3%しかミススローをしないJalen Hurtsはもはやバケモノであるという見方もできます…

 つまり、敗北を喫した上記の試合程のプレッシャーを受けるとTuaは本来の実力を発揮できないようです。

 そして不幸なことに、NYJのフロントは試合平均28%のプレッシャーをかけており、KC、BUF、PHIと遜色のないリーグ2位の成績を残しています。

 強力フロントを前に、上記の3戦のような散々な結果となってしまうのか、はたまた弱みを克服していくのか、非常に大きな見どころです。

2. 未知数なNYJオフェンス

 先ほどの項目では、要約するとNYJがMIAのパスオフェンスを止められるのでは?という話をしました。これが現実となった時に、あとはオフェンスが出せれば勝利が見えてくるのですが、どうなのでしょうか。

NYJオフェンス

 MIAの時と同様に以下にスタッツを置いておきます。

Points Scored 15 (23)
Total Yards  270.3 (30)
Run Yardage 99.8 (30)
Pass Yardage 170.5 (30)

 ざっと見て、酷いという言葉以外浮かんでこないです、、

 しかし、実はランオフェンスは数字よりもマシであり、いつも追いかける展開になっているNYJオフェンスはランの試行回数が少なくなりがちで、その分この数値は仕方ないです。

 そのため、Yards per Attemptで見るとリーグ19位の成績で悪くはないです。(錯覚が起きてるかもしれない。)

 それに加えて、Breece Hallという超絶タレントRBが居ますので、数値以上に期待値はあると思います。

NYJのパスオフェンス

 問題はパスオフェンスです。
 上記に示した通り、試行回数が多いのにこのスタッツはどうしようもないです。
 
 さらには、Garrett WilsonやAllen Razardなどの優秀なWRを揃えてこれですから救いようがないです。問題は明白でQB Zach Wilsonにあります。(もはや怪我したRodgersに全責任があるのでは?、、)

 しかし、今回の試合ではTim Boyle(誰?)が先発になるということで、彼がチームの救世主であることを信じるほかにないでしょう。

 何度も言いますが、タレント力ではリーグの上位クラスで戦える実力はあるんです。それを引き出せれば戦えるというところで、未知数と評価しています、、

 MIAディフェンスについてですが、ランに関してはリーグ上位の成績を残しており、しっかりとランは止めてきそうです。パスに関してはランに比べて弱点と言えますが、Jalen Ramseyの復活で一段とまとまりが良くなったようで、弱点とは言い難いです。ちなみに、MIAも強力なフロントを擁しており、パス時のプレッシャーは脅威です。

3. 過去の試合から見えてくることとは、、

TuaにとってNYJのハイパーディフェンスは初対戦

 もはやハイパーディフェンスと言っても過言ではない、NYJですが、このディフェンスが出来たのは去年のことで、脳震盪でアウトしていたTuaにとっては今年が初の対戦となります。
 
 そのため、タレント豊富なNYJディフェンス相手にどのようなパフォーマンスが出来るか楽しみであります。

ホーム・アウェイのアドバンテージは如何に。

 今季の過去の試合を見ていくと、各々のホームとアウェイのアドバンテージが見えてきます。MIAはアウェイに弱いようで、今季の3回の負けはすべてアウェイであり、勝った試合でも1ポゼ差というギリギリの試合をしています。

 また、NYJはホームに強く、PHIとBUFにアップセットを起こした2試合はどちらもホームでの試合でした。そして、LAC戦を除き全てのホームゲームで1ポゼ差の接戦となっています。

 今回の対戦はNYJのホームとなりますが、このジンクスが当てはまるのか見物です。

アップセットは起こりうるか。

 最後に皆さんが気になるであろう、アップセットに関して言及します。一見すると、NYJの先発QBが控えの控えであるため、MIAの圧勝に見えますが、NYJのアップセットは起こりうると思います。

 もう一度情報を整理すると、NYJのフロントはTuaに相性の悪いものであること、ここでは取り上げませんでしたがMIAオフェンスはターンオーバーが多いこと、MIAはアウェイに弱いこと、などこの情報だけでもアップセットは考えうるでしょう。

最後に

 圧倒的アンダードッグのNYJですが、アップセットを願い、予想したことがあっているかどうか確認しながら視聴しようと思います。

 早起きするんだから、寝れば良かったと思うような試合だけはやめてくれよ、、
 
 ここまで読んでいただきありがとうございます。
 不定期更新ですが、また読んでいただけると嬉しいです。

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