【NFL 2022 Week1】個人的独断と偏見のTier表

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初めに

 新シーズンが開幕しましたが、オフシーズンで各チームで選手がかなり移動したこともあり、戦力関係が去年と比べてぐちゃぐちゃになってしまいました。

 ということで、一度整理しておくためにも私の独断と偏見ではありますが、Week1の結果を見てTier表を作成しました。
今年の応援するチームを決めたり、対戦相手が格下か格上かを見分けたりするために活用いただけたらと思います。

Tier表

 まずこの表の見方ですが、Sランクをスーパーボウル候補、Aランクを地区優勝候補、Bランクをワイルドカード候補としており、プレーオフに参加できると予想しているのはBランク以上としています。
Cランク以下は何かしら欠点を抱えており来年に期待と考えていますが、Cランクは状況次第でワイルドカード争いに食い込んできてもおかしくはないです。また、同じランクでは左側がAFC、右側がNFCと配置しています。

 ではランクごとに解説していこうと思います。

Sランク

 Sランクの基準としては攻守のバランスがとれているかどうかを重視して選出しています。
 中でも頭一つ抜けているのはビルズだと感じています。昨年も攻守ともにリーグトップクラスでしたが、特に今年はStefon DiggsだけでなくGabriel Davisも成長し脅威となっていることがより凶悪性を高めています。また、Week1を見た方ならわかると思いますが、DLが思っていた以上に強いです。ラムズのOLはそこまで弱いというわけではありませんが、7サックも献上しました。

 ベンガルズはSランクの中ではWeek1でスティーラーズに負けたこともあり、少し劣っているように感じますが、Joe BurrowとJa’marr Chaseのコンビはリーグトップクラスで、去年到達したようにそれだけでスーパーボウル候補のポテンシャルを秘めていると感じます。

 チーフスはTyreek Hill等の大型トレードが多く、確実に弱体化したと予想しておりました。しかし、Week1のカーディナルス戦では弱体化を攻守ともに感じさせない圧倒的なパフォーマンスで勝利しました。人が変わってもチームのクオリティが変わらないということで、やはりチーム作りが上手いのでしょう。今年もスーパーボウルの有力な候補となります。

 続いてチャージャースですが、こちらも攻守ともに隙がありません。Week1ではレイダースとの対戦で去年のWeek18のような熱戦が期待されていましたが、点差以上にチャージャースが圧倒していました。何といっても、QB Herbertのパフォーマンスが圧倒的で、ここでないと通らないというような隙の糸を通すパスを何回も決めていました。また、ディフェンスも3INTに6サックという成績を残し、まだ1試合ではありますが、春の補強の成果が出ていたと感じました。今年のチャージャースはかなり化けると期待しています。

 最後のSランクはバッカニアーズです。昨年度もスーパーボウル候補でしたが、惜しくもラムズに敗れてしまいました。戦力は去年とあまり変化がなく、同じようなパフォーマンスが出来れば今年も余裕でスーパーボウル候補になるだろうと予想します。今回SランクのNFCのチームはこのチームのみとなってしまいましたが、その理由として多くのNFCのスター選手がAFCに流れてしまったことが挙げられます。主な例としては元パッカーズのDavante Adams、元ラムズのVon Millerで、彼らがいれば他のNFCのチームもSランクにしていました。

Aランク

 続いて、Aランクの紹介です。まず、選出基準としては地区優勝候補としており、スーパーボウル候補とは言えないものの、攻守の戦力的に地区優勝してもおかしくないチームを選出しました。
また、ここからはチーム数が一気に増えるため、気になったチームのみを紹介していきます。

 今年はAFC西地区が激戦区ということでAランク以上に4チーム入っていますが、Aランクとなったブロンコスとレイダースはかなり大きな補強をしましたが、Sランクの2チームには流石に及ばないかなということでAランクとしました。

 コルツは補強により攻守にスター選手がそろい、丁度今年は同地区があまり強くないということで最低でも地区優勝はしてくれると思っています。ただ、Week1のテキサンズ戦で同点という渋い試合をしてしまったため、少々今後が不安ではあります。欠点としてはレシーバーの層の薄さが気になります。
 
 ラムズは今年もスーパーボウル候補だと思っていたのでSランクに入れようと思っていましたが、Week1が思っていたよりも酷く、Aランクに留まりました。ディフェンスに関しては予想以上にラッシュがかからず、オフェンスはパスプロがボロボロで7サックも献上しました。地区優勝はしてくれると信じていますが、去年以上に不安が続くシーズンとなりそうです。

 イーグルスはQB Jalen Hurtsを中心としたランパスオプションが強力です。Hurtsがかなり走れることにより、去年からランを止めることがかなり難しいチームでしたが、WR A.J. Brownが加入したことでパスオフェンスもかなり脅威となりました。同地区に完成度の低いチームが多いということもありますが、このクオリティがシーズン終盤まで続けば地区優勝は固いと感じます。

 バイキングスは去年とあまり戦力が変わらず、去年もワイルドカード争いに敗れたことからあまり評価していませんでしたが、Week1を見て評価が一変しました。オフェンスはWR Justin Jeffersonを中心にしたユニットが相変わらず破壊力が凄まじいですが、今年はディフェンスもかなり期待できると感じました。その中心となるのが今年パッカーズから移籍してきたZa’Darious Smithで、Week1のパッカーズ戦では大きな存在感を放っていました。他にもカーディナルスから来たLB Jordan HicksやLB Eric Kendricks、DE Danielle Hunterがかなり注目となります。この感じで行くと地区優勝、スーパーボウルもなくはないのかと感じます。

 最後にパッカーズですが、選手の移籍で弱体化したチームの一つとなります。特にDavante Adamsの移籍がかなり痛いです。Week1はバイキングスに内容的にも大差でぼろ負けしてしまい、今季が不安となる結果でした。とはいえ、昨年もWeek1はセインツにぼろ負けしたものの持ち直し、シーズン終盤にはスーパーボウル有力候補となっていましたので、油断は禁物といった感じです。

  

Bランク

 続いて、Bランクです。BとCはかなり迷ったところではありますが、今年確実にワイルドカード争いをしてくれるであろうチームを選びました。中には地区優勝をするチームが出るかもしれないです。基準としては攻守のメンツは盤石、だが何か足りないといったチームを選びました。
 
 ドルフィンズはTyreek Hillが加入し、オフェンスの爆発力が増大しました。正直、MahomesだからHillを使いこなせていたと思っていたのですが、Week1を見てみるとそんなことはなかったですね。WaddleとHillのコンビはかなり厄介になりそうです。ただ、QB Tuaのパフォーマンスには安心できない一面もあります。その辺がどうなるかがプレーオフに行けるかどうかに関わってきそうです。

 続いてレイブンズです。このランクとなったのは同地区にはベンガルズがいて、ベンガルズがかなり覇権的なので地区優勝は厳しいと感じた点、またチーム自体は強いがどこか勝ちきれない部分があると感じたからです。QB Jacksonの怪我はありましたが、昨年8勝3敗で地区優勝が見えていたところから怒涛の6連敗でプレーオフを逃したという点がかなり引っ掛かりました。また、昨年と比べるとホットラインを組んでいたMarquise Brownがチームを離れてしまったこと、それによりWRの層が少し薄いことが気になります。とはいえ、守備が盤石な部分もありJacksonが怪我をしない限りは着実に価値を重ねて、プレーオフには出れるのではないかと予想します。

 タイタンズと49ersは今年心配な2チームとなります。タイタンズはエースレシーバーを手放して良かったのか、49ersは本当に先発がTrey Lanceで良いのか、この点がかなり不安です。Week1ではお互いにDランクのチームに敗北と苦しい結果となりました。タイタンズは序盤こそリードしていたものの、パスユニットがあまり機能しなかったがゆえに差を広げることが出来ず、追いつかれ逆転を喫しました。49ersは大雨が降っていたということで評価し難いですが、ガロポロなら通していたようなパスを通すことが出来ず、ドライブできなかった部分が目立ちました。オフシーズンの大きな決断がかえって裏目に出てしまったようなWeek1でしたが、両チームともに多くのスター選手を抱えているため、今後巻き返してくるのではと感じています。

Cランク

 続いて、Cランクです。Cランクはプレーオフに出るという点で見たら来年以降に期待した方が良いが、もしかしたらワイルドカードに食い込めるかもしれないというチームを選びました。優秀な選手はいますが、攻守どちらかに欠点を抱えているチームが多いです。

 ペイトリオッツとスティーラーズは優秀なディフェンスを持っていますが、オフェンスに欠点があります。ディフェンスはしっかり止めてくれるため、ロースコアゲームとなりますがオフェンスが取り切れず負けるといった展開になりがちです。Week1のスティーラーズはまさにそういった状況になりかねませんでした。オフェンスがどうにかならないと今シーズン勝ち続けるのは難しいといった印象です。

 ジャガーズライオンズは若手が多く、未知数な部分も多いです。去年は奇しくも最下位となってしまったチームですが、オフシーズンは適切な補強をしていますので去年のような結果にはならないと思います。シーズン終盤にかけてまとまっていき結果も出てくるのではないかと感じており、もしかしたらプレーオフにも届くのではないかと期待しています。

 カーディナルスはHopkinsがいないというのがQB Murrayにとってかなり厳しそうだと感じました。また、これまでチームを支えてきたディフェンスの有力選手も移籍してしまったため、去年ほどの脅威は感じられません。Week1はチーフスに4Q開始時点で30点差つけられているほどの完敗で今シーズンはかなり雲行きが怪しそうです。

 セインツはQB Winstonの出来が未知数で何とも言えませんが、オフェンス、ディフェンス共に選手はそろっていますのでCランクの中では一番プレーオフに絡むことが出来ると感じています。Jarvis LandryにMicheal Thomas、Alvin Kamaraがいるオフェンスは見るからに脅威ですよね。

 パンサーズはQBが安定していないです。ブラウンズからMayfieldが加入しファーストQBとなりましたが、Week1の出来はイマイチと言った印象でした。同地区もそこそこ強いですし、今の戦力のまま勝ち上がっていくのは難しいのではないかと感じました。

 カウボーイズはWeek1でのQB Prescottの怪我がかなり絶望的です。6から8週間帰ってこれないということでバックアップで勝ち続けていくのはかなり難しいと思っています。また、オフシーズンでは1番手と3番手のレシーバーを手放しており、レシーバーの層の薄さも気になりました。ただ、ディフェンスはかなり頑張っているという印象です。あのバッカニアーズのオフェンスを1TDに抑え、大事な場面でサックとターンオーバーを奪っているという点は評価に値します。

Dランク

 Dランクのチームは全体的にタレントが少なく、戦力が足りていないと感じるチームです。プレーオフに出るという面で見ると基本的には来シーズン以降に期待した方が良いと思います。

 まずはブラウンズ。なぜリスクの大きいWatsonを取ったのか… 確かに良いQBではありますが、前半の試合は出場停止ということで、その間ずっとバックアップで戦わなければならないです。その上復帰してきても、去年プレーしていないためWatsonがいれば勝てるという保証もありません。とはいえ、ランユニットが強いので、Dランクの中では割と勝ち星を挙げられるのではと思います。

 ファルコンズもDランクの中では割と勝てる方だと感じています。QB Matt Ryanがチームを去ってしまったため、今年は元々タイタンズで先発を務めていたMarcus Mariotaが先発となります。オフェンスにはそこそこのタレントはそろっていて、割と得点力のあるオフェンスが出来ます。とはいえ、ファルコンズの伝統みたいな部分はありますが、守備が勝負弱いです。何かと逆転負けが多い印象です。

 そして、ワシントン コマンダーズも今年はぼちぼち勝てるのではないかと思います。Dランクの中ではオフェンスとディフェンスのメンツが揃っていて、バランスの取れているほうだと思います。今年も同地区があまり強くないので同地区を餌にして6勝くらいするのではと予想します。

 シーホークスはQB Wilsonがいなくなり、今年は去年バックアップだったGeno Smithで戦うことになります。正直、バックアップで戦うのは厳しいと感じていますが、なぜか謎の勝負で良さを見せ、ブロンコスに僅差で勝利しました。NFC西地区の他の全チームが負けてしまったため、なぜかシーホークスが単独トップに立っています。仲良くN西全敗でWeek1終えればよかったじゃんと、一人だけ勝ち抜けしたシーホークスに不信感を募らせています。

 テキサンズジャイアンツもWeek1で謎の善戦を見せてくれました。明らかにチームパワーが異なるチーム同士の対戦だったのでこの結果には驚きました。とはいえ、他の強豪チームにも同様の善戦が出来るとは思えないのでこの順位です。個人的にはDavis MillsもDaniel Jonesも信用していません。

 ベアーズは選手の移籍の影響をもろに受けています。Allen RobinsonとKhalil Mackの移籍はチームにとってかなり痛いのではないでしょうか。とはいえ、Trey Lance率いる49ersに競り勝っていますので何とも言えないです。でも、この戦力で順調に勝ち星を挙げるのは難しいと思います。

 最後にジェッツです。不運なチームと言わざる負えない気がします。今年は二年目のZach Wilsonに期待していた部分もありましたが、怪我で今シーズン欠場ということでもはや呪われているとしか言えないです(笑)WR Elijah Moore等、良い選手もいますのでその選手が活躍してくれることを期待しています。今年はできて3勝くらいではないかと思います。

最後に

 今回も長くなりましたが、ご精読ありがとうございました。
今回のランキングには個人の独断と偏見が含まれていますので、その点はご了承ください。
レギュラーシーズンが終わった時に振り返りの意味も込めて、Tier表を作り直そうかと思います。
また、今年のオフシーズンの選手の動向を知りたい方は下の記事をご覧ください。
 
 個人的には、去年プレーオフに出れなかったチームがプレーオフへの出場の機会を得られると良いなと思います。

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