【Divisional Playoff】4試合簡単まとめ①CINvsTEN

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始めに

 今回はDivisional Playoffの4試合を見ていこうと思います。本当はLARvsTBだけでいいかなと思っていたのですが、あんなすごい試合を見させられたら、書かざるを得ないと感じました。今回はどの試合も簡単に紹介させていただきますが、時間があればTB戦は後程詳しく書こうかなと思います。(Championshipに前節の試合を持ち越したくないので…)

前代未聞のDivisional Round

 今年のDivisional Roundは、NFLの歴史的に見ても前代未聞と言える週でした。悉く予想を覆されましたね… まず、驚くべきはその点差ですね。全試合の平均点差が3.75点ということで、これはPlayoff史上最も少ない平均点差でした。数字が少ないほど点差が小さく、どの試合も接戦であったことを示していますね。
 また、すべての試合でラストプレーが勝敗を決めるというのも史上初だったそうです。
(FGは決めたら勝ち、外したら負けorOT)

   個人的に、アメフトには3通りの面白い試合展開があると思っています。(思いつく分です。もっとあるに違いないです。) ①合計スコアが80点近くになるようなノーガードの打ち合いとなる試合。②3ポゼッション以上の差を後半にひっくり返す試合。③SB53のような両者ディフェンスが踏ん張り点差のつかないロースコアゲーム。(③に関しては一見つまらないですが、ライブで見ているとどちらが先に鉄壁の守備を打開するのかという面白さがあります。)

 このような試合は見ていて非常に面白いですが、そう見ることが出来ません。大体の試合は2ポゼッション以上差のつく一方的な試合になってしまいます。Wild Cardはそういった試合が多かったですね。ただ、今週の試合は上記のような面白い試合が多く、これからアメフトを見始める方にもおすすめしたいですね。それでは一試合ずつ見ていきましょう。

9サックを食らっての勝利

 まずは第一試合、CINvsTENから。

予想

 勝敗予想はタイタンズの勝ちとしていました。というのも、ベンガルズはレギュラーシーズンからOLに問題を抱えていました。それに対するタイタンズはリーグ屈指のDL陣を擁しており、ベンガルズのオフェンスはパスをメインとしておりますので、パスプロが崩壊しオフェンスがうまく機能しないのではないかと思っていました。また、ヘンリーが復帰するということでタイタンズの強力なランオフェンスを止められるのかという懸念点もあり、ほぼ10000%タイタンズが勝つだろうと思っていました。
(決してベンガルズのアンチというわけではないです。)

結果

 結果は19-16でベンガルズの勝ちとなりました。
 ベンガルズファンはおめでとうございます。1988年ぶりのChampionship進出で、プレーオフにおけるチーム初のアウェイでの勝利だそうですね。
 これはまさかの結果でした。タイタンズ何やってんの…と思わず言いたくなるような試合でしたが、両者ディフェンスが頑張っていた印象です。9サックされての勝利はPlayoff史上初ということでした。サックによる喪失ヤードは68ヤードということで、ほぼエンドゾーンから攻撃を始めたらレッドゾーンに入ってしまう程ですが、タイタンズには惜しい敗戦でした。お互いディフェンスが奮起したということで、上記の面白い展開三選の中では③にあたります。
それでは簡単に感想を述べていこうと思います。

ベンガルズディフェンスが予想以上!!

 ベンガルズディフェンスが想像以上の働きをしました。正直期待していなかったのでここまでやれるとは思っていませんでした。ヤード自体は稼がれてしまいますが、勝負所で強かったです。3rddownを1-8、4thdownを0-1に抑え、3INTを奪うなど、大活躍でした。正直、どれだけ強いチームでも3回もターンオーバーがあると勝つのは難しいですよね。

プレーコールがチグハグなタイタンズ

 この試合、結果論にはなりますが3回のターンオーバーがあろうと、適切なプレーコールがあればタイタンズが勝っていたように思います。タイタンズが犯したプレーコールでのミスは2回あります。
 まずは前半の2ptコンバージョンですね。これは、ディフェンスの反則によりハーフディスタンスからのトライとなったため2ptコンバージョンを選択したようですが、ここで失敗しTDしたものの6点で終わってしまったのが大きかったです。タイタンズディフェンスが十分にベンガルズを圧倒出来ていた分、着実に点数を重ねることが重要なため、FGを蹴るべきでした。
 2つ目のミスは4Q7:14 敵陣35ヤードでの4thdownギャンブルでした。前回のドライブではTDを取っているため、流れに乗りたいのはわかりますが、結果的にはFGをトライするべきでした。ここでFGが決まっていると、次のINTされてしまうドライブで無理にパスをコールしなくてよくなったのに…という感じですね。とはいえ、ベンガルズのナイスディフェンスでした。
(下は問題のプレーです)

ヘンリーに固執しすぎじゃない??

 正直なところ、Henryの調子はとても良いとは言えませんでした。スタッツは20回62ヤードと4回66ヤードのForemanの方が良いランをしていました。Foremanの活躍を考えるともっと彼を使ってあげればよかったのにと思いました。結局、勝負どころではHenryを使いますがそれが裏目となり、ほとんど止められてしまいます。(上記の2ptコンバージョン、4thギャンブルは両方ともHenryのラン)
 ForemanはHenryと比べてそこまでサイズも変わらず、スピードもあるので、今後に期待のRBの一人です。下のプレーは特に圧巻です、、、

AJ!!!!!Chase!!!!!

 この試合は二人のレシーバーが両チームのオフェンスを牽引しました。
 タイタンズオフェンスはTannehill含め、調子が良いとは言えない状況でしたが、この男だけは違いました。5レシーブ、145ヤード、1TDでチームのパスオフェンスの救世主となります。ほかにJulio JonesもいますがチームのエースはやはりAJなんだなと再認識させられましたね。
このプレーは特にやばいです。さすがに見てて声が出ました。

 さて、ベンガルズのエースレシーバー、Jamarr Chaseですが、5キャッチ、109ヤードとルーキーとは思えない活躍でチームの勝利に貢献しました。決勝FGを決めるドライブでは、Chaseの活躍が大きかったです。下のプレーもなかなか良かったです。チームのChaseに対する信用を伺えますね。このプレーは早いタイミングでWRにボールを回してランアフターキャッチを狙うプレーですが、しっかりChaseは期待に応え、ロングゲインをしています。83番のBoydがもう少し良いブロックが出来れば、TDに繋がったかもしれないと思うと惜しいプレーですね。
(ちなみに見出しの!はそれぞれの今試合でのキャッチ数です)

最後に

 どんな有利な展開、状況でも、プレーコール一つで試合が変わってしまうのは恐ろしいとともに、アメフトの面白さが出た試合でした。
 来年もタイタンズはTannehillで行くのでしょうか。Henry、AJ、Julio、そしてリーグ屈指のディフェンスがいて勝てなかったので、来年のチームの動向が楽しみではあります。Tannehillだけの責任ではありませんが、さすがに3INTは受け入れがたいですね…
 さて、ベンガルズですが、次節はチーフスとの対戦になります。Divisional roundでビルズとの死闘を制したチーフスを見てしまうと、チーフスが有利となりそうですが、なんと、レギュラーシーズンに対戦した際はベンガルズに軍配が上がっているということで非常に結果が楽しみな試合です。

 本当はこの記事で4試合分書こうと思っていたのですが、CINvsTENだけで3000字超えと思っていたより熱が入ってしまったため、残りの試合はまた別の機会にやらせていただきます、、、
 最後になりますが、決勝FGの瞬間のサイドラインって見てるだけで心がぽかぽかしますね。

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